コンセント関連の電気工事金額を抑えるコツについて

オフィスのコンセントを電気工事するためには、工事費用が発生します。
ほぼすべてのコンセント工事が、電気工事士の資格がないと行えない作業のため、例えば自社スタッフで作業を行って金額を安くする、といった対応は現実的には取れません。それどころか、資格を持たない者による工事は非常に危険であり、大きな事故につながったり、法律上の問題が生じたりする可能性があるので厳禁です。
とはいえ、工事にかかる金額は少しでも節約したいものです。
今回の記事では、コンセント関連の電気工事の金額を少しでも抑えるための方法についてまとめます。
▶目次

1、電気工事依頼時の注意点

コンセント関連の電気工事金額を抑えるコツについて
コンセント関連の電気工事を専門業者に依頼する際に、工夫や注意をすることにより必要以上の金額の発生を抑えることができます。

要望を事前に固めておく

コンセントの取り付けや増設の際には、どの場所にどれだけの電源が必要か、どういった用途で使用したいか、といったことを固めておくと打ち合わせがスムーズになります。OAフロアや壁の穴開けなどの作業を伴う場合には、事前にスケジュールを立てやすくなり、無駄な作業が発生しません。
逆に、イメージが二転三転してしまったり、工事の最中に追加の依頼をしたりする場合には、イレギュラーな対応が発生し、割増の工事費用が発生してしまう場合もあります。
あらかじめ、打ち合わせでしっかりと工事の内容を固めてから、電気工事業者に金額の相談をするようにしましょう。

中期的に工事内容を考える

1回の電気工事につき、出張費や人件費、交通費などが請求されるので、いくつかの工事をまとめて行ったほうが工事金額を安くできます。
古くなって近々修理の必要性が生じそうな箇所や、事業拡大した場合にコンセントが必要になりそうな箇所、LAN回線や電話回線など他の工事など、同時に依頼できる箇所を確認したうえで、コンセント工事を依頼しましょう。
工事中は、業務にも支障をきたす可能性もあるため、営業への影響の観点からも工事の工程を減らすことは重要です。

複数業者に見積もりを取る

工事の依頼をする際には、同じ工事内容で複数の業者に依頼をしましょう。
複数の工事業者の見積もりを比較検討することで、金額の相場がわかり、交渉・相談もしやすくなります。
ただし、コンセントを一カ所修理するだけなどの金額が高くない作業の場合には、見積もりや打ち合わせ、比較に時間を費やすよりも時間を優先した方が良い場合もあります。

2、日常使用の注意点

コンセント関連の電気工事金額を抑えるコツについて
日常利用する際に、適切な使用法をすることにより、故障や事故の発生リスクを下げることができます。

タコ足配線や電力の使用量に注意する

コンセントを適切に使用することが、故障や事故の発生リスクを大きく下げることにつながります。
特にタコ足配線や、使用電気容量のオーバーは、そのまま火事に直結するので絶対にやめましょう。アースの適切な使用や、延長コードなどの適切な使用も重要です。
他に、コンセントに破損やひび割れが生じた際にはすぐに使用をやめ、交換作業の依頼をすること、コンセントの近くがほこりっぽくならないように清掃を行う、水濡れに注意する、といったことも重要です。

機器のメンテナンスにも注意する

特にエアコンや複合機など使用電力量の多い機器に関しては、機器のメンテナンスにも注意しましょう。
利用上は問題ない場合でも、過度に電力を使用するなどの結果、コンセントや電線の故障、劣化につながる可能性があります。また、パフォーマンスが悪い状態で使用していると電気料金も高くなりがちになります。機器の交換や修理を早急に対応しましょう。

3、まとめ

今回の記事では、コンセントの電気工事に関する金額の抑え方のコツについて紹介しました。
工事依頼の際には、事前に工事の内容について明確にしておくこと、工事をできるだけ一度にまとめて依頼すること、見積もりを複数取って比較検討することなどが、直接工事金額の削減につながります。
それ以上に重要なことは、必要以上に工事を発生させないことです。そのためには、コンセントを適切に使用し、コンセントや使用する機器のメンテナンスをきちんと行うことです。特に、エアコンや複合機など使用電力量の多い機器については注意して日ごろのメンテナンスを行いましょう。

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