コンセントが故障してしまったとき、コンセントの口数を増やしたいとき、コンセントが古くなって見栄えが悪くなってきたときには、交換が必要になります。
コンセントの故障は火災などの事故にもつながりますし、口の数が不足しているときにタコ足配線で対応することも安全面を考慮するとお勧めできません。
では、コンセント交換の電気工事にはどの程度の料金が発生するのでしょうか?今回の記事では、コンセント交換について案内します。
▶目次
カバープレートの交換は、特に資格も必要なく簡単な作業です。部品の購入代金のみで対応可能です。
カバープレートとは、コンセント差込口周囲にある白やグレーやシルバーのプラスティックカバーのことです。
長く使用していると色が黄ばんできたり、汚れが取れなくなったりしますので見栄えがかなり悪くなります。特にオフィスの顧客を応対するスペースや店舗・施設など一般の方々が出入りするところでは、清潔さや見栄えの良さは重要です。
カバープレートの交換は、交換用のプレートと、マイナスドライバー、プラスドライバーがあれば作業できます。
まず、カバープレートのふた部分を外します。壁とプラスティックカバーの隙間にマイナスドライバーの先を差し込み、てこの原理でふたを外します。
ふたを外すと、受け側のカバープレートのねじ止め部分が現れますので、プラスドライバーでねじを外し、取り出します。
そして、交換品を元通りにはめ込んでいけば交換完了です。交換品をはめ込むときに、プラスティックカバーの上下を間違えないように注意しましょう。
プラスティックカバーは1セット数百円で購入可能なので、金額も非常に安く済みます。
コンセントの交換の料金について案内します。
コンセントの故障対応や、口数の多いコンセントに取り替えたいときには、コンセントの交換依頼が必要です。
カバープレートのみでなく、コンセント部分も交換する場合には、電気工事士の資格が必要な作業であるため、専門の電気工事業者に依頼する必要があります。
コンセント交換料金の相場は、取り外すコンセントと同じサイズの新品をそのまま取り付ける場合でだいたい1個あたり5,000円~となっています。
コンセントの口数を増やすため、大きなプラスティックカバーを取り付ける際には、壁に穴を空ける作業が必要になるので、もう少し金額が追加になります。
コンセントの交換が必要であるか否かの判断についてですが、以下のいずれかに該当する場合には交換が必要だと考えてください。
これらの兆候が表れている場合は、非常に危険な状態といえますので、早急に取り換えの電気工事を依頼しましょう。
この記事では、コンセント交換の電気工事料金について案内しました。
コンセントは見栄えの部分のみならプラスティックカバーの変更で、簡単に料金も安く対応ができますが、それ以上の工事になると電気工事士の資格が必要になるため、専門業者への依頼が必要になります。故障による交換やコンセント口の増設のためにこれらの作業が必要になりますが、料金はだいたい1個につき5,000円程度~です。
火災が起こってからでは遅いので、熱を帯びやすくなっていたりコンセントにひび割れが生じたりするなどの兆候が見られた場合には早急に電気工事の依頼を行いましょう。